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こんにちは、リノ(@Lino_EasyLife)です。
楽天モバイルは、子どもが自分の名義で契約して、その回線を親に使わせることはできません。楽天モバイルの回線は「契約者本人だけが使える」ルールで、ドコモなどにある「利用者登録」のような仕組みがないからです。
親の代わりにできるのは、①親の名義・親の楽天IDで申し込むのを、子どもが横で手伝うこと、②支払いだけ子どものクレジットカードにすることの2つです。すでに子ども名義で契約してしまった場合も、あとから親へ名義を移す手続き(譲渡)が無料でできます。
下の表は、2026年9月25日時点で楽天モバイル公式のヘルプ・よくある質問を確認してまとめたものです。
| やり方 | できる? | 親がすること | 申し込み先 |
|---|---|---|---|
| 子ども名義で契約して親が使う | ×(契約者本人しか使えない) | ― | ― |
| 親名義で契約し、子どもが手続きを手伝う | ○(いちばんおすすめ) | 本人確認(顔の撮影・IC読み取り、または荷物の受け取り) | Web/ショップ(ショップは親の来店が必須) |
| 親名義の契約で、支払いだけ子どものカード | ○(カードの名義人が自分で設定) | 上と同じ | Web/ショップ(ショップは子どもも同伴) |
| 支払いを子どもの銀行口座にする | △(申し込み時は不可。契約後にmy 楽天モバイルで変更なら可) | 上と同じ | 契約後にWeb・アプリで変更 |
| 子ども名義の回線を親の名義に移す | ○(契約者変更=譲渡・手数料0円) | 新しい契約者として本人確認 | my 楽天モバイル |
この記事では、離れて暮らす高齢の親のスマホを楽天モバイルにしたい人に向けて、「どの名義で・何を持って・どこで申し込むか」と、契約したあとの見守りで気をつけることまでを順番に書きます。
この記事でわかること
- 子ども名義で契約して親が使うのは、なぜダメなのか
- 親名義で契約して、子どもが手伝う(おすすめの形)
- Webで親名義の申し込みを手伝う手順
- 支払いだけ子どもが持つ場合のルール
- 名義はあとから変えられる?(譲渡と承継)
子ども名義で契約して親が使うのは、なぜダメなのか

いちばん多い勘違いから先に片づけます。大手キャリアでは、子どもが契約者になって親を「利用者」として登録し、親がそのスマホを使う、という形がよくあります。家族割をまとめたり、支払いを子どもに寄せたりするためです。
楽天モバイルではこれができません。公式のよくある質問では、契約者と利用者が違う申し込みについて「ご利用される方の名義でお申し込みください」と案内されています。家族割やシニア向けの割引についての回答でも、「楽天モバイルのサービスは、ご契約者様のみご利用になれます」とはっきり書かれています。
ルールの話だけでなく、実際に困ることもあります。
- 65歳以上向けの「最強シニアプログラム」が使えない:エントリーは65歳以上の契約者本人の楽天IDで行う必要があり、64歳以下の人の契約に紐づいた楽天IDでは対象外です。子ども名義にすると、親が65歳以上でも特典がつきません
- 問い合わせのたびに困る:契約内容の問い合わせは、原則として契約者本人に電話口で代わってもらう必要があります。子ども名義だと、使っている親が電話しても話が進みません
- 家族紹介の「初めての申し込み」にならないことがある:子どもがすでに楽天モバイルを使っていて、同じ名義で2回線目として親の分を申し込むと、紹介キャンペーンの対象から外れます(くわしくは家族まとめて乗り換えの記事に書きました)

つまり、楽天モバイルでは「親のスマホは親の名義」が基本です。子どもができるのは、その手続きを手伝うことと、希望すれば支払いを持つことです。
いま「子ども名義・親が利用」で他社を使っている場合
今の携帯会社で、契約者が子ども・使っているのが親、という形になっていることもあると思います。この場合、楽天モバイルでは親の名義で契約し直すことになるので、本来は今の携帯会社で先に名義を親へ変えてから乗り換えます。
ただし楽天モバイルショップでは、「他キャリアからのMNPに関する委任状」を使えば、今の携帯会社での名義変更をしないまま乗り換えられます。条件は次のとおりです(2024年7月9日から受付)。
- ショップでの申し込みだけ(Webでは使えない)
- 今の携帯会社の契約者(子ども)と、楽天モバイルの契約者(親)の名字か登録住所のどちらかが同じ家族であること
- 二人そろって来店するなら、その場で委任状を記入できる
- 親だけで来店するなら、子どもが事前に委任状をダウンロードして記入・署名し、署名日から1か月以内に来店する(子どもの本人確認書類のコピーも必要)
離れて暮らしていても、名字が同じ親子ならこの方法が使えます。委任状は楽天モバイル公式サイトからダウンロードできます。
親名義で契約して、子どもが手伝う(おすすめの形)

現実的な答えはこれです。契約者は親、申し込みの画面操作は子ども、本人確認のところだけ親が参加する。この分担にすると、親に難しい操作をさせずに、名義のルールも守れます。

先にデメリットを書いておくと、子どもだけでは完結しません。Webでも本人確認で親の顔の撮影か、親本人による荷物の受け取りが必要です。ショップなら親の来店が必須です。「代わりに全部やっておく」はできないので、親と一緒にいられる日に合わせて進めるのがコツです。
用意するもの
| もの | だれの | メモ |
|---|---|---|
| 楽天ID(楽天会員) | 親 | 子どものIDは使わない。親が楽天市場などを使っていなければ新しく作る |
| 本人確認書類 | 親 | 運転免許証かマイナンバーカードが使いやすい(下で説明) |
| 支払い方法 | 親 または 子ども | クレジットカードなら子ども名義も可。口座振替は申し込み時は親名義のみ |
| 今の電話番号を使う情報 | 親の今の携帯会社 | MNPワンストップ対応の会社なら予約番号なしで乗り換えられる。ショップ申し込みでは予約番号が必要 |
| スマホ本体 | ― | 今のスマホを使うか、申し込みと同時に買うか決めておく |
Webとショップ、どちらで申し込むか
| Web | 楽天モバイルショップ | |
|---|---|---|
| 親が行くこと | 不要(自宅でできる) | 親本人の来店が必須 |
| 本人確認 | 3つの方法から選ぶ(顔の撮影あり/受け取り時に親が書類を見せる/住民票を郵送) | 店頭で書類を見せる |
| 子どものカードで払う | 子ども本人が同席して、自分で設定 | 子どもも同伴し、カード名義と同じ本人確認書類を持参 |
| 向いている人 | 帰省の日に実家でまとめて済ませたい | 親が店で説明を聞いたほうが安心する/乗り換え元の名義が子どもで、委任状を使いたい |
ぼくは月に1回実家に帰っているので、同じ立場なら帰省の日にWebで申し込むのがいちばん手間が少ないと考えています。ショップに行くとなると、親の予定と店の予約を合わせる必要があり、親の体力的にも負担が増えるからです。
正直に書くと、ぼくも両親に楽天モバイルを勧めてはいるものの、まだ乗り換えまでは至っていません。親世代は「今のままで困っていない」ことが多いので、無理に急かさず、帰省のたびに料金の話を少しずつするくらいがちょうどいいと思っています。この記事は、いざ乗り換えることになったときに、ぼく自身が迷わないための手順書でもあります。
Webで親名義の申し込みを手伝う手順

楽天モバイルの公式ガイドにある申し込みの流れに、「親と子どものどちらが何をするか」を書き足すとこうなります。
親が楽天会員でなければ、親の名前・親のメールアドレスで楽天IDを作ります。パスワードは親が保管できる形で紙に残しておきます
子どものIDでログインしたまま進めないように、ブラウザを分けるか一度ログアウトしておくと安全です
今のスマホを使うならSIMだけ、買い替えるならスマホも選びます
次の3つから選びます。高齢の親には1か2が現実的です
- スマホでかんたん本人確認:マイナンバーカードか運転免許証のICチップをスマホで読み取り、顔の動きを撮影します。マイナンバーカードなら4けたの暗証番号(またはカード券面の生年月日・有効期限・セキュリティコード)、運転免許証なら免許を作ったときに決めた4けたの暗証番号2つが必要です。顔の撮影は親本人が行います
- 受け取り時に自宅で確認:配達のときに、親本人が運転免許証やマイナンバーカードを見せて受け取ります。家族が代わりに受け取ることはできません。eSIMだけの申し込みでは選べません
- 住民票の写し等を郵送して確認:発行から6か月以内の住民票の写しを郵送します(コピーは不可)。確認に時間がかかります
親のカードか口座にするなら親が、子どものカードにするなら子ども本人が自分で入力します(次の章で説明)
通話を無料にするにはRakuten Linkアプリを使います。親が電話をかけたとき相手に番号が出ないときは、Rakuten Linkが非通知になる原因と直し方を見てください
親が運転免許証を返納していても、マイナンバーカードがあれば1か2が使えます。どちらもなければ、3の住民票を郵送する方法かショップを選びます。
乗り換え全体の流れ(今の会社の解約タイミングや開通の手順)は楽天モバイルへの乗り換え完全ガイドにまとめています。料金は使ったデータ量で変わるので、親の今の使い方に当てはめて確かめてから申し込むと安心です。

ショップで申し込むときは、親の来店が必須

楽天モバイルショップで申し込む場合、公式のよくある質問では18歳以上の契約について「契約者ご本人様にご来店いただく必要があります」とされています。子どもだけが親の書類を持って行っても申し込めません。
ショップに行くときの持ち物(親名義で乗り換える場合)はこうです。
- 親の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 今の携帯会社のMNP予約番号(ショップでは必要)
- 親の楽天IDとパスワード
- 支払いに使うクレジットカードか口座の情報
- 子どものカードで払う場合:子どもも同伴し、カード名義と同じ子どもの本人確認書類
- 乗り換え元の名義が子どもの場合:上で書いた委任状
親を長く待たせないように、来店予約をしてから行くのがおすすめです。
支払いだけ子どもが持つ場合のルール

名義は親、支払いは子ども、という形はできます。ただしルールがいくつかあります。
| 支払い方法 | 子ども名義にできる? | 条件 |
|---|---|---|
| クレジットカード | ○ | 契約者(親)が18歳以上なら他人名義のカードも可。カードの名義人が同席し、名義人が自分で操作して設定する |
| 口座振替 | △ | 申し込み時は契約者と口座の名義が違うと申し込めない。契約完了後にmy 楽天モバイルで変更すれば可。引き落としのたびに手数料110円(税込) |
子どものカードで払っても、楽天モバイルの利用料金100円(税抜)につき1ポイントは契約者である親に付きます。また、親の楽天IDにあるポイントを料金の支払いに充てることもできます。
お金にきっちりした親なら、親の口座のままでいい
「子どもが払えば親は助かる」と思いがちですが、ここは親の性格で決めたほうがいいところです。
ぼくの両親は「お金のことはきっちりしたい」人たちです。以前、実家の公共料金を代わりに払っていたのをやめて、口座振替の手続きを一緒にやったことがあります。理由は、領収書が残らないと親が不安になることと、お金の流れがややこしくなることでした。
スマホ代も同じで、子どものカードで払うと、請求の明細は子どものカードに載ります。親の手元には「今月いくら使ったか」の記録が残りにくくなります。親が自分で払えるなら、支払いは親名義のままにして、子どもは手続きの手伝いだけにする。これがいちばん揉めない形だと思います。
逆に、仕送りの一部としてスマホ代を持ちたいなら、子どものカードにして、請求額は親がmy 楽天モバイルで見られるようにしておく、という分け方もあります。どちらにするかは、申し込む前に親と決めておいてください。
名義はあとから変えられる?(譲渡と承継)

変えられます。楽天モバイルでは契約者の変更を「譲渡」と呼び、my 楽天モバイルから手数料0円で手続きできます。すでに子ども名義で契約して親が使ってしまっている場合は、これで親の名義に直せます。
譲渡の手順(子ども名義 → 親名義)
注意点は3つです。
- スマホ本体の分割払いは、元の契約者(子ども)に残る
- ほとんどのオプションは自動で解約されるので、必要なものは親の名義で入り直す
- 電話番号はそのまま親に引き継がれる
親が亡くなったときは「承継」
契約者が亡くなった場合は、譲渡ではなく「承継」という別の手続きになります。受け付けは原則として二親等以内の家族からで、承継申込書・戸籍謄本などを郵送して審査を受けます。手数料は3,300円(税込)で、書類を送ってから完了まで約2週間が目安です(2026年9月時点)。
契約したあとの見守りで気をつけること

親名義にすると、子どもが代わりにできることは減ります。そのぶん、最初に決めておくと後が楽です。
- 楽天IDとパスワードの置き場所を決める:my 楽天モバイルへのログインは親の楽天IDです。親が自分で管理できる場所(手帳など)に書いておき、帰省したときに一緒に見られるようにしておきます
- 問い合わせは親が電話口に出る前提で:契約内容について子どもが電話しても、原則は契約者本人に代わってもらう必要があります。契約内容の確認だけなら、my 楽天モバイルで見られます
- 65歳以上なら最強シニアプログラムを検討する:65歳の誕生月から対象で、エントリーすると毎月110ポイントが還元されます(2026年9月時点)。通話かけ放題や迷惑電話対策、操作サポートなどのオプションをまとめて付ける特典もあります。エントリーは親の楽天IDで行います
- 家族割は名義が別でもまとまる:「最強家族割」は家族のグループに入ると1回線あたり月110円(税込)引き。最大20回線、何親等でも対象です。子どもが楽天モバイルなら、親の回線をグループに入れておきます
- ポイントの入り方を親に伝えておく:乗り換えの特典ポイントは契約者の楽天IDに、すぐではなく後から入ります。「ポイントが来ない」と心配させないよう、乗り換えのポイントはいつ入るかを先に確認しておきます
実家の日用品を楽天で送っている人は、日用品を買い始めて楽になったことの記事で、親とのお金の精算の仕方も書いています。スマホ代の支払いをどうするか決めるときの参考になると思います。
よくある質問

まとめ:親のスマホは「親の名義・子どもが手伝う」で決まり

- 子ども名義で契約して親が使うのは×。楽天モバイルは契約者本人しか使えない
- 親名義で、親の楽天IDで申し込み、画面操作は子どもが手伝う。本人確認だけ親が参加する
- Webなら帰省の日に実家で完結できる。ショップは親の来店が必須
- 支払いだけ子どものカードにするのは○(名義人が自分で設定)。口座振替は契約後に変更
- お金にきっちりした親なら、支払いは親名義のままのほうが揉めない
- 名義はあとから譲渡で変えられる(無料)。亡くなったときは承継(3,300円)
親のスマホを変えるのは、料金が下がることより「親が困らずに使い続けられること」のほうが大事だと思います。名義を親にしておけば、割引も問い合わせも親本人で完結します。まずは帰省の日に、親の楽天IDがあるかどうかと、本人確認に使える書類を一緒に確認するところから始めてみてください。
※名義・支払い方法・本人確認・契約者変更・承継・最強シニアプログラム・最強家族割の内容は、2026年9月25日時点の楽天モバイル公式サイト(お客様サポート・よくある質問)の情報です。変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。
