こんにちは、リノです!
最近、「つみたてNISA始めました!」という声が増えてきましたよね。ニュースやSNSでよく見るようになって、気になっている方も多いのではないでしょうか。
でも実際には、始めたのに続かなかった、設定したけど忘れてた、そんな“つみたて迷子”の声もちらほら聞こえてきます。
今日のテーマは、そんなお悩みを持つ方に向けて「どうすればつみたてを習慣にできるのか?」について、やさしく、でもちょっと本質に迫りながらお話ししていきます。
習慣って、根性じゃなくて“仕組み”で作るもの。そんな視点で、一緒に考えてみましょう!
よくある「つみたては続けましょう」にモヤモヤ

つみたてNISAやiDeCo、最近はSNSでも「とりあえず始めよう!」という声が増えていますよね。
実際に始めた方も多いと思いますが、こんなことありませんか?
- 1ヶ月はやってみたけど、気づけばストップしてた
- ボーナス月だけ積み立てて満足してしまった
- 口座にお金を入れ忘れてて積み立てできてなかった
そう。投資は「始める」より「続ける」ほうが難しいんです。
「最初の3ヶ月」が鬼門
習慣になる前の初期段階では、やる気や新鮮さで続けられるけど、3ヶ月目くらいから「これって意味あるのかな?」と迷いが出てきます。
最初の頃は目新しさや高揚感で「やってる感」がありますが、金額の増え方が地味な時期になると、つい気持ちが緩んでしまいがちです。
このタイミングで仕組みが整っていないと、一気にフェードアウトしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
「他の出費が優先される」問題
急な飲み会やセール、旅行などで「今月はやめておこう」とつみたてを後回しにすると、それがそのままフェードアウトの原因になります。
特にボーナスやイベント時期は「今は楽しむべき」と感じやすく、つみたてが“削りやすい出費”として候補に上がってきます。
でも、ここで止めてしまうと再開のハードルが上がってしまいます。柔軟性を持ちつつも「完全に止めない」意識が大切です。
習慣化できないのは意志が弱いから?

「また続かなかった…私って意志が弱いのかな」と落ち込むこと、ありますよね。
でも、習慣って意志の強さだけではどうにもならない部分が大きいんです。
人間の脳は「面倒くさいこと」を避けたがる
何かを始めるにはエネルギーが要ります。特にお金のことって、調べる・確認する・入力する…と小さな手間が積み重なります。
さらに「お金のことはよく分からない」という苦手意識も加わると、脳はそれを“危険”と判断して遠ざけようとします。
だからこそ、自然にできる形にまで落とし込むことが大切。面倒くささを感じないくらい、生活の一部に溶け込ませるのが理想です。
「やる理由」がぼんやりしていると挫折しやすい
「なんとなく将来のため」と思っていても、具体的な目的がないとモチベーションが保ちにくいです。
たとえば「老後2000万円問題」のような不安も、自分ごととしてピンとこないと行動に結びつきにくいです。
おすすめは「何歳で月いくらあったら安心?」と一度だけでいいのでノートに書いてみること。目標が具体化すると、習慣にも意味が宿ります。
というわけで:習慣化のコツは「自動化」と「見えない仕組み」

習慣化の一番のコツ。それは「意志に頼らないこと」です。
具体的にはこんな仕組みが有効です👇
① 給料日直後に自動でつみたて設定
給与振込日の翌日に、自動的に証券口座へ送金&積み立てが行われる設定にしておくと、うっかり忘れや「今月は余裕ないかも」という言い訳を封じられます。
この方法のメリットは「自分で操作しなくていい」こと。忙しい時期でも、自動で積立てが進むので精神的な負担が一気に減ります。
設定がまだの方は、証券口座の自動入金や積立設定を見直してみるといいかもしれません。
② カレンダー通知で「忘れない化」
Googleカレンダーやスマホのリマインダー機能で、毎月のつみたて確認日を設定しておくと「今月どうだったかな?」を思い出しやすくなります。
通知が来るだけでも「やることリスト」に乗るので、つみたてが“思い出せる行動”になります。
「通知がうざくて見なくなる」場合は、アイコン付きのカラフルなリマインダーにしたり、通知文に絵文字を入れて遊び心を加えるのも効果的です。
③ 見える化=モチベーションの維持装置
スプレッドシートや家計簿アプリで「今月いくら積み立てたか」を数字やグラフで見えるようにしておくと、小さな達成感が積み重なります。
人は視覚情報で達成を実感しやすいので、「増えている実感」があるだけで続けるモチベーションになります。
見える化にハマると、記録するのが楽しみになって「今月も積み立てしよ!」というサイクルに入っていきます。
習慣化に正解はない。でも「やめない工夫」はできる

人によって合う方法はそれぞれです。アプリで通知してくれると助かる人もいれば、紙のカレンダーに書く方がしっくりくる人も。
自分の「ズボラ度」に合わせる
マメな人はスプレッドシートや月1のチェックでOK。でも、ズボラさん(私含む)は「完全自動で放置できる」くらいがちょうどいいです。
仕組みができていれば、忘れてても勝手に資産が積み上がっている。これ、ズボラにとっては最強の安心感ですよね。
“自分が信用できない前提”で作った仕組みのほうが、長く続くことが多いんです。
失敗前提で設計する
最初から「たまに忘れるかも」「時々やめたくなるかも」という前提で考えると、気持ちがラクになります。
その上で、「再開しやすい形」にしておけば、挫折しても戻ってきやすいです。
たとえば、リマインダーを“再開のきっかけ”として使ったり、「つみたてメモ」を机に貼っておくなども効果的です。
未来の自分にありがとうと言われるつみたてを
習慣って、最初はめんどくさい。でも、毎月少しずつ積み上がっていくと、やがて“自分の味方”になります。
気づいたときには「あの時やっておいてよかったな」って、未来の自分がきっと思ってくれます。
完璧じゃなくていい。続けられればそれでOK
たまに休んでも、金額を下げてもいいんです。ゼロにしない。それだけで立派な前進です。
途中でやめても、自分を責めず「また始められた自分えらい!」って声かけしてあげましょう。
まずは“仕組み”から手をつけてみよう
やる気に頼らずに済むように、自動つみたての設定や通知の準備からはじめてみましょう。
「続けられるか不安…」という人ほど、最初に整える価値があります。
最初の1歩が小さくてもOK。「整えた仕組み」があなたの未来を少しずつ守ってくれます。
というわけで、今日の記事が少しでも「やってみようかな」と思えるきっかけになったらうれしいです。
それではまた、リノでした!