こんにちは、リノ(@Lino_EasyLife)です。
「突然の出費でお金が足りない…」
そんな経験、ぼくにも何度もあります。
今日はそんな“予期せぬ出費”に振り回されないために、生活防衛資金がくれた「心の余裕」についてお話ししてみます。
そもそも、生活防衛資金ってなに?

簡単に言えば、生活防衛資金とは
「何かあっても、心がざわつかずに済むためのお金」です。
たとえば──
ある朝、突然スマホが動かなくなる。
週末に熱を出して、休日診療に行くことになる。
給料がちょっと減ったり、急に引っ越しの話が出てくる。
そんな予定外の出費イベントって、意外とフツーに起きます。
でも、そういうときに
「まあ、大丈夫か」と思えるか、
それとも
「どうしよう…もう無理かも」と焦るか。
その“分かれ道”にあるのが、生活防衛資金なんです。
【体験談】ある月、突然のダブルパンチが…

あれは、数年前のことです。
ちょうど転職・引越しを終えて半年が経ったころ。
ある月、虫歯の治療で通院4回…合計3万円かかったと思ったら、今度は長年の相棒だった冷蔵庫が壊れて、追加で6万円。
マジか。。。正直、心が折れかけました。
「なんでこんなタイミングで…!」と、天を仰ぎました。
でもそのとき、ぼくはあらかじめ「防衛資金」として15万円だけ別口座に置いていました。
ちょっとずつ積み立てて、なんとか貯めたお金です。
この15万円があったおかげで、リボ払いに手を出すこともなく、生活を立て直す時間ができました。
なにより、「なんとかなる」と思える心の余裕があった。
このとき初めて、「お金って心の安心感なんだな」と実感したんです。
金額じゃない。「安心感」をくれるお金
「防衛資金」って聞くと、つい「○万円ないと意味がないのでは?」と感じる方も多いかもしれません。
たしかに、生活費の3〜6ヶ月分といった目安もあります。
でも、それを一気に貯めるのは現実的じゃないこともありますよね。
ぼくも最初はそう思っていました。「3万円くらいじゃ、焼け石に水かな…」って。
でも、実際にその3万円を別口座に置いてみたら、不思議と気持ちが落ち着いたんです。
たとえば、
・ATMの残高に“余白”がある安心
・急に飲み会に誘われても「断らなくて済むかも」という選択肢
・風邪を引いたとき、無理して出勤せずに「休む」という選択肢
そんな“日常の選択肢”が、少しずつ増えていく感覚がありました。
つまり、「防衛資金=金額」ではなく、「自分に選択肢を残す力」なんです。
人は、お金の金額そのものよりも、「何があっても大丈夫」という感覚によって落ち着けるもの。
だからこそ、防衛資金は“金額よりも安心感”を生む道具として捉えてほしいなと思っています。

まずは、小さくてもいい。自分を守る一歩を

「生活費の3ヶ月分を貯めましょう」なんて言葉、よく聞きますよね。
もちろん正論です。でも、正直それってハードル高くないですか?
たとえば月の生活費が15万円だとしたら、3ヶ月分で45万円。
「いや、それが今あったら不安なんて感じてない…!」って思う人も多いと思います。ぼくもそうでした。
だからこそ、最初の一歩はもっともっと小さくていいと思うんです。
「今月は1,000円だけ防衛資金に入れてみよう」
それでもう十分。大事なのは、“貯めること”より「貯めようとする姿勢」です。
この「ちょっとだけでも備えたい」という気持ちが、自分を大切にしようとする第一歩になります。
少しずつでも貯まっていくお金を見ると、「私、ちゃんと備えてるかも」という実感が得られて、自信にもつながるんですよね。
そして気づけば、「あれ、今月ちょっと余裕あるな」と思える瞬間がやってきます。
小さく始めることで、自分を守る力はちゃんと育っていく。
生活防衛資金って、そういう“積み重ねの証”でもあるんです。
というわけで|防衛資金は“心の安心”という最大のリターンをくれる

生活防衛資金って聞くと、つい「お金の話かな」と思われがちですが、
本質はむしろ、「安心して暮らすための、心のインフラ」だとぼくは思っています。
未来の不安って、なくせないし、きっとこれからも何かは起きる。
でも、そのときに「大丈夫。ちょっとならなんとかなる」って思える自分でいられたら、
毎日の小さな選択が、もっとやさしくなる気がするんです。
それを支えてくれるのが、生活防衛資金。
たくさん貯めなくてもいい。完璧じゃなくてもいい。
「自分を助ける準備をしている」という気持ちが、ちゃんと自分を守ってくれます。
だから今日、ほんの少しだけでいいので、
スマホのメモに「防衛資金」と打ってみてください。
それだけでも、未来の安心への一歩になると思います。
お金の話のようでいて、実は“気持ちの持ちよう”を整える話。
生活防衛資金って、そんな存在かもしれません。
